泉田知事の施政方針演説(5)
演説の冒頭
泉田知事の施政方針演説(4)に続き「北東アジア等との交流の拡大について」まとめます。今回も、小見出し、※で始まる注釈・コメントは管理人によるものです。
引用↓↓ http://chiji.pref.niigata.jp/2013/02/post-c361.html より
第四に、北東アジア等との交流の拡大についてです。
本県の中国、韓国をはじめとする対岸諸国との交流は、昨年、領土問題などにより大きな影響を受けました。特に中国との間では、昨年が
日中国交正常化40周年にあたる年であったこともあり、
多くの交流行事が企画されていましたが、4県4省区経済協力会議など、
一部が実施できませんでした。
国家間には多くの問題が横たわっています。しかし、そうであればこそ、地域間交流を積極的に進め、人、物の流れを絶やさないようにする中で、互いを結ぶパイプをより太くしていく努力を続けていくことが重要だと考えております。
本県としては、そうした認識に立って、
これまでの交流実績や地理的な優位性をいかして、
北東アジアをはじめとした諸外国と近隣各県を含む地域との情報や人的・経済的な交流・交易の結節点となる取組を積極的に進めてまいります。
(※管理人は、このように表明できる知事を、誇りに思いますね。)
具体的には、
物流の基盤となる新潟港について、利用者のニーズに、より的確に対応した戦略的な運営を行っていくため、
平成26年度からの民営化の実現に向けた取組を着実に進めてまいります。また
大口荷主や船社等へのインセンティブを強化し、
日本海側拠点港として相応しい航路の充実など、
更なる利便性の向上に結びつけてまいります。
また、
中国東北部との物流ルートとして一昨年開設にこぎ着けた
日本海横断航路については、
残念ながら未だ十分な効果を発揮するに至っておりません。今後は、吉林省等の中国側の関係者との連携を更に密にしながら、
運航の定期化を徹底し、
荷主の信頼確保と貨物増加に向けた取組を強化してまいります。
本年は、
中国黒龍江省との友好提携30周年にあたります。
この機会を活用し、様々な相互交流のプログラムを実施しながら、
今後を見据えた友好関係の更なる強化を図ってまいります。また、
商社やネットショップ等の積極的活用により中国国内での県産品の販路開拓を進めるとともに、
中国国内で顕在化している環境問題に対応して、県内関連企業の技術・製品の環境ビジネスへの活用を支援し、販路拡大に結びつけてまいります。
他方、ロシアについては、極東地域において開発が進められている石油、天然ガス等のエネルギーの販売先として我が国への関心を強めている状況にあります。本県としては、
ロシア極東に対する地理的優位性を活かすべく、
日本海横断パイプライン構想など様々な取組の可能性を積極的に探ってまいります。
(6)に続く
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