先日、新潟の地元テレビ局BSNは泉田知事についてこう報じた。
県内ニュース 最終更新:2012年07月04日(水) 21:32
泉田知事、早期脱原発には否定的
以下引用;
泉田裕彦知事は今後の原子力政策について、「ただ原発ゼロを叫べばいいというほど単純な問題ではない」と述べ、早期の脱原発を求めることには否定的な考えを示した。
これに関しては新潟日報も同じ記事を掲載している。
新潟日報
泉田知事、早期脱原発には否定的
新潟の地元メディアはこれまでも、震災がれき広域処理に関し一貫して慎重な姿勢をとっている泉田知事の発言を捻じ曲げた経緯がある。それを知っている私でも、今回は解釈に迷った。というのも、知事発言についてカギカッコで括っている部分があるからで、その部分は実際の発言内容に違いないと思ったからだ。「」内だけを繰り返し読んでいると、知事を信じたくても信じきれないようなモヤッとした気持ちが湧いてきた。
しかし、この件について知事自身はツイッター上でこのようにツイートされた。
「事故検証を行って対処不能とわかれば、少なくても再起動はなくなるわけです。一方、事故を収束させ廃炉させる人材育成や原発構内にある燃料棒の処分等に対応する必要がある旨答弁したら、「早期の脱原発に否定的」と書かれました。すごい違和感を感じます。」
https://twitter.com/IzumidaHirohiko/status/220534362171637760
もちろん、地元メディアの記事内容は眉唾だと感じて信用しなかった人もいるだろうが、やはり堂々と報道されたことで内心不安でたまらなかった県民もまたいるだろうと思うし、すっかり記事を信じてしまった人もいた。
とくに脱原発という、我々や子孫の命がかかわる重要テーマで、このような意図的誤報とも取れる報道を繰り返しているメディアに対しては、大きな不信感を覚えずにいられない。
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